指導の基本方針
少年期の特性に則した、適切且つ無理のない指導をします

生まれてから5才位までに、子供は急激に成長します。 体はまたまだ小さいですが、実はこの時期までに神経や脳や感覚器官は成人の80〜90%にまで成長をしてしまうのだそうです。

次に12才ごろから始まる思春急増期には、身長などの体格(骨)が爆発的に発育する事は、みなさんよくご存じでしょう。 骨と筋肉の発育バランスが崩れて成長痛を伴うこともあります。

ちょうどこの狭間にあたる、6才から12才は、筋力や運動能力の発達が比較的緩やかな時期になります。 人の成長のしかたは、けっして一定ではありません。 もちろん個人差も大きいのです。

こどもは大人のミニチュアでは無いことを理解し、柔軟性を損なわず、骨の成長に支障を来たさない様に練習メニューを組み立てなければなりません。

年齢や成長の度合いに合わせて、精神面でも無理や負担が掛からない様に、適切な指導が成されることが必要です。

団の指導者はサッカーの技術ばかりでなく、この様な成長過程の子供達に関する十分な知識を収得し(各種講習の受講や資格の取得)、無理のない適切な指導を行ないます。
子供達の可能性と人間性を高める指導をします

人間みな、背中合わせに長所と短所をもっています。 私たちは、何が正しく何が正しく無いという単純な発想ではなく、それらの全てが、それぞれの個性であるという観点から子供達に接する事が大切だと考えています。

良いところはもっと伸ばし、足りないところにもチャレンジする様に仕向けるのに、競技スポーツは格好の場になるでしょう。

はっきり誉めて、はっきり叱る。 比較的小さな集団での活動なので、決められたカリキュラムに束縛されることも無く、一つのスポーツ種目を通して密接に関わる事が出来ることで、学校生活では得られない、すばらしい成長が期待できると思います。
競い合い、励まし合う事で、友情と協調性を育てます

団体スポーツ競技はチームワークがとても大切です。 特に高学年の試合では、上手な選手が一人二人いても簡単に勝つ事は出来ません。 当然中田サッカーは選抜チームではありませんから、選手の技能はそれはもう色々です。

純朴に単純に勝ちたいと思っている子供達を上手くコントロールし、一人の力では勝てない事に気付かせたり、仲間を信頼する必要性を与えたりと、口で教えるのでは無く、体で感じられる環境を作ってあげる事がとても大切だと考えています。

選手同士が競い合い、励まし合う事で、自ずから強い友情と協調性を培って行けたら、こんなにすばらしいことはありません。