中田サッカースポーツ少年団の基本方針
スポーツの本質(生活のよろこび)を大切にします

スポーツと呼ばれるものの大半は勝敗を競う競技スポーツです。 しかも、マスメディアから私たちに入ってくる情報のほとんどを、プロなどの選ばれた人による競技が占めているので、スポーツ=勝敗 と錯覚してしまいがちです。

しかし、本来スポーツは自らがすすんで行う自由で楽しい行動として、人類が創造した一つの文化です。 スポーツをしたり遊んだりしている時、私たちは時間を忘れ、さまざまな生活の束縛から解放されて、とても活き活きとした姿に戻ります。

スポーツとは、もともと勝敗や記録を目指す競技者だけのものではなく、男女、年齢の区別無くあらゆる人たちが楽しめる活動(生涯スポーツ)であること、 「みんなのスポーツ」 「楽しいスポーツ」 つまり 「スポーツ=生活の歓びのひとつである」 という本質を大切にしなければなりません。
少年団の本質を大切にし、子供達の健全な成長を願います

サッカーは競技スポーツですから、必ず勝敗がついて回ります。 しかし、最終的な勝敗だけを目標にはする事は、少年期の成長過程にある子供達には、適切ではありません。

スポーツ少年団では、勝つ事で自信を持ち、また、負けることで反省すると言った具合に、競技種目は子供達の成長の場(環境)であり、勝敗はその成果の指標であり、次への課題の種であると捕らえています。

決められたルールの中で、フェアプレーによって競い合い、励まし合う事で友情が生まれます。 さらに、そこから仲間に対しての連帯感が育ち、チームの中に個性を光らせる協調性の高い子供に育っていきます。

「心身を鍛え、可能性を広げ、人間性を高める」 というのが、スポーツ少年団の本質です。

「意欲」 「忍耐力」 「社会性」 「開放感」 「充実感」 等々、さまざまな成長や成果を得る事ができる、これこそがスポーツ少年団の本当のすばらしさなのです。 
地域に根ざし、地域に愛着と誇りを持ちます

地域団体であるスポーツ少年団は、地域社会に奉仕するのもひとつの使命です。 当然ながら関連機関のイベントにも率先して参加し、奉仕活動も行います。 だから、地域に根ざし、地域に愛着を持て、と言われてもピンと来ませんよね。
でも、こんな風に理解してほしいと思います。

中田サッカースポーツ少年団の団員(子供達)は、当然そのほとんどが近隣(中田小学区)に在住しています。
小学校を卒業してもサッカーを続けている先輩達がたくさんいます。 近隣のサッカー大好きお父さんがボランティアで指導をしてくれていますし、 卒団生の中からも、そのうち沢山のコーチが出てくる可能性があるでしょう。 また、中田サッカーOBの何人かがJリーガーになっています。 これらの全てが 「地域の子供達は地域が育てる」 と言う事そのものだと思うのです。

地域に根ざし、生涯スポーツへの入り口となる少年団は、子供達にスポーツ(サッカー)の楽しさを教える事を通して、地域に愛着を持って共存し、それを誇りに思っています。