11月27日焼津市総合体育館シーガルドームにて2007年NTT県大会開会式が行われました。 先頭付近はだいぶ緊張気味でしたが、真ん中から後ろは「後ろからちょっかい出すやつ」「あくびしてるやつ」・・・・でも、そんなもんですよね。

1月28日 大井川陸上競技場にて、初戦は三島北FCです。
対戦相手のユニフォームカラーが赤黒、キーパーも緑、
まぁなんと言うことでしょう・・・中田はサブユニフォームでの初戦、
でもこっちも格好いいです。

さぁ試合開始だぁ。円陣、雄叫び「ぜってー負けねーぞ、ぶぅおぉーっ」気合も相当入ってます。 あっ、あのレフリー誰かに似てない?あの顔、それにあの手つき・・・「じゃんが、じゃんが、じゃんが・・・」?? くだらない冗談とばしていられたのも、ここまででした。

前半中盤、絶好の位置へいいーボールだぁ、ぁぁっおっしいーぃ!
そしてこの後、中田の攻めに相手たまらずファウル。
 貴重なPKチャンスをゲットです。

このPKをしっかり決め、一つ先行したいっ!
一瞬スタンドが静まり返る。 祈!

ゴォオォーッル先取点いただきぃ! 直後の画、キーパーも駆け寄り殊勲を称える。 まだ序盤、選手たちは到って冷静である。
んが、応援団はぁ熱狂ーっ!

ちょっとしたミスを突いて相手もガンガン攻めてくるが、こちらも簡単には抜かせない。
お互い一歩もゆずらず非常に緊迫した試合になった。

攻めても攻めても点が入らない、相手の守備も必死だ。 河原から土手のスタンドに向かって強く冷たい風が吹き付ける中、応援団は手に汗握りっぱなし、体中チカラ入りっぱなしの20分。 なんとか1点のリードのまま前半を終了。

後半、中田押し気味の展開、いけるぞいけるぞ、でも期待に反し、やはりなかなか得点が入らない。 相手ディフェンダーも必死のクリア。

よーし、チャァーンッス、バッコッ、いい位置からの左足シュートだぁ、、、がこれもキーパの攻守に阻まれ残念ながら得点ならず。
ストレスが募る。

今度は相手のセットプレー、中田も必死に守りなんとか切り抜ける。
 んが、しかしこの後終盤、ちょっとした隙を突かれ右サイドからミドルシュートを決められてしまう。 撮影者放心状態・・・で画なし。

前後半を終了し1−1の同点、そして延長戦もお互いに譲らず、そのまま終了しPK戦に突入。 結果は中田の勝利でしたが、なななんと10−9というすさまじいPK戦になったのでありました。順番を待つ選手たちの気持ちがひしひしと伝わってくる。応援団も祈り、蹴る瞬間、選手に心が同調するかような感覚になった。 撮影者弁「口から胃が出そうで、とてもカメラなんて持っていられませんでした」 画は14人目勝利弾の貴重な一瞬です。 勝利の歓喜に後の画が無い m(_ _)m 仕方が無い、でもあえて言いたい、何やってんだよー。

いゃっ、ありました。 激闘のPK戦を制し、中田の勝利です。
ヤッタァー! オメデトーォ!
でも、選手も応援団も、精神的にへろへろでした。

試合の待ち時間に、6年生全員で記念撮影です。 ベンチに入れなかった選手も含めて、ここまでよく皆でがんばって来ました。
いい顔してます。

さぁ2回戦の相手はアスルクラロ、2年前のNTT県大会決勝で格の違いを見せ付けられた強豪クラブチーム。 「リベンジ」選手も応援団もそう心に誓う。 でも、選手はのびのびとプレーし、お父さんお母さんはそれを楽しんでほしいなぁ、、、某父「あんた、この場でそんな心境になれるわけ無いでしょがぁ」 確かに。

序盤中田9番くんディフェンダーをかわし、絶好の得点チャーンス! 
どっどぉだぁー!
グヲォーォールッ!ゴール、ゴール、ゴーォールッ!

前半に中田が待望の1点を先制、初戦の接戦から、この先制点がどれだけの重みを持つかを、彼らは学んでいた。 涙・・・
抱き合う選手、、、んっ?

っと思ったら、7番くんスカ! あっりゃりゃぁ。
9番くん「どぉーじやぁー」 出ましたクワガタパフォーマンス。
んー解るよっ、その気持ちぃー。

フリーキックからいいボールがあがるっ、追加点かぁ「っせーい」、ど、どうだぁ、、、、、このあと、見てぇー、、、撮影者熱中のあまりカメラの存在が一瞬頭から消えています。 、、、、頼むよぉカメラマン、ここいい所なんだからさぁ、って言ってもお父さんはそれどころじゃないよな。

相手は中田の苦手なパワーサッカーでなく、テクニシャンぞろいの意外と似かよったチーム。 攻守がめまぐるしく入れ替わる接戦、随所にすばらしい守備が光っていました。 前半同点に追いつかれたあと、お互いに決定的なチャンスがあるも、勝ち越しならず、1−1のままホイッスル。

ハーフタイム 厳しい試合展開だけに、細かなポジショニングの修正や戦略の指示が飛ぶ。 いつも以上にコーチも選手も真剣だ。

後半も、のっけから緊迫の試合展開、どちらもまず一つ先行したい、、、ああーっ、抜かれたぁ。。。 応援団「おおおおーっ、とっ止めたーぁ」 某父「いっ今一瞬心臓止まったし」 中田守護神のファインセーブ、後半もお互いまったく譲らず、応援団もしびれ切らすやら、チカラ入りまくるやら、もう大変な状態。
その後相手に追加点を許し、そして取り返し2−2の同点。 両チームの選手たちは、気持ちが途切れることなく、よく走り、声を掛け合っている。 こんなすごい試合はめったに見ることは無いと思う。

肝心なところの写真が欠落しております。
撮影者曰く、手にカメラを持ってはいるもののファインダー越しにのぞいていられるような心境では無かった、とのことです。

ライン際の攻防、いつもと違って簡単には抜け出せない。相手も体を張って守る。 めちゃめちゃ寒いのに、応援団の手は汗まみれです。 そして、この後終盤にミドルシュートを決められ、必死の反撃も実らず、2−3で苦杯を飲む結果となりました。

静岡中部では屈指のテクニシャンチーム、周りの期待も大きかった。 でも、今回は2回戦での敗退、残念です。 しかしその内容は、感動と賞賛に値するものでした。 だから、彼らは余計に悔しい。 うつむいて顔を上げられない。

ミーティングのあと、スタンドに戻り、お父さんに肩を抱きかかえられながら涙を流していた選手の姿が、いまだに目に焼きついています。
厳しいかもしれないが、彼らには慰めは無用。 今回優勝したチームより何倍もすばらしい経験を積んだ彼らの将来にエールを送ろう!